【完全保存版】不動産オーナーの確定申告ガイド
〜経費計上・節税・帳簿管理の極意まで〜
はじめに:「申告漏れ」が一番損する
不動産所得がある限り、 ✅確定申告は「節税の武器」であると同時に、 ✅「間違えると大損する落とし穴」でもあります。
特に副業オーナーや初年度の方は、 📌経費の範囲や帳簿の整え方に悩みがち。 この記事では、不動産オーナー向けの確定申告ポイントを網羅的に解説します。
第1章:確定申告が必要な人とは?
-
年間の家賃収入が20万円を超える副業オーナー(給与所得者)
-
本業が不動産収入の場合(1円でも収入があれば申告義務あり)
-
青色申告特別控除を受けたい場合(65万円 or 10万円)
📌「経費を引いて赤字」でも申告すれば税金が戻る場合あり!
第2章:帳簿作成の基本と青色申告のメリット
区分 | 白色申告 | 青色申告(10万円控除) | 青色申告(65万円控除) |
---|---|---|---|
帳簿 | 簡易簿記 | 簡易簿記 | 複式簿記+帳簿提出 |
控除額 | なし | 10万円 | 65万円 |
損益通算 | 可 | 可 | 可 |
赤字繰越 | 不可 | 可(3年) | 可(3年) |
📌e-Tax+電子帳簿保存で“65万円控除”を最大活用!
第3章:経費計上できる主な費目
-
修繕費(10万円未満 or 短期消耗が明確なもの)
-
管理会社への委託費用
-
固定資産税・都市計画税
-
損害保険料(火災・地震)
-
減価償却費(建物・設備)
-
借入金利息(元本はNG)
-
賃貸募集広告費
-
交通費(現地訪問・内見対応)
-
水道光熱費(共用部のみ)
-
税理士・司法書士への報酬
📌レシートは「内容メモ+日付・金額」で領収書化がベスト
第4章:減価償却のポイント
-
建物本体:木造22年、RC47年、軽量鉄骨27年が法定耐用年数
-
耐用年数超え物件は「残存耐用年数」で再計算(例:法定年数×0.2)
-
設備・リフォーム費用も10万円超は原則「資本的支出」扱い
📌初年度に一括で経費化せず、毎年分散で節税効果を最大化
第5章:確定申告の流れ(時期・提出物)
-
必要書類の準備(通帳・領収書・契約書・賃貸収支表)
-
帳簿作成(Excel or 会計ソフト)
-
減価償却計算・経費仕訳
-
確定申告書(B様式)+青色申告決算書の作成
-
提出(2/16〜3/15)※e-Tax or 郵送 or 税務署持参
-
所得税の納付(3/15まで)/還付は振込で返金
📌e-Taxは控除拡大・還付早期化でオススメ!
第6章:やってはいけない申告ミス
-
家事按分をせず全額経費に(税務調査で否認)
-
入金ベースではなく“発生ベース”での記帳忘れ
-
減価償却漏れ(毎年申告して初めて費用化)
-
青色申告承認申請書の提出忘れ(3/15が期限)
-
帳簿の未保存・不備(7年間保存義務あり)
おわりに:「確定申告」は“合法的な節税の場”
不動産投資は、税金を制する者が利益を制します。 ✅正しく経費を拾い ✅タイミングよく処理し ✅減価償却を活かして黒字化コントロールする
この知識を武器に、確定申告を“利益を守る防衛戦略”に変えましょう。
コメント