【2025年最新版】日本通運(NXグループ)の会社情報・年収・口コミ・採用難易度・福利厚生まとめ
第1章:日本通運とは?会社概要と歴史
日本通運株式会社(にっつう/NIPPON EXPRESS)は、日本を代表する総合物流企業であり、通称「日通(にっつう)」として親しまれています。2022年よりグローバルブランディング強化のため「NXグループ」として再編され、世界各地で物流サービスを展開中です。
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設立:1937年(昭和12年)
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グループ名称:NXホールディングス株式会社(2022年持株会社化)
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従業員数(連結):7万人超(2024年度)
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資本金:701億円
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上場市場:東証プライム
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売上高:約2.5兆円(2024年3月期)
第2章:NXグループの事業構成と中核サービス
NXグループは、国内輸送・国際輸送・倉庫保管・通関・引越など多岐にわたる物流サービスを展開しています。
主な事業領域
関連会社例:
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NX国際物流
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NXキャリアネット
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NX不動産
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NX商事
第3章:業界ポジションと競合比較
→ 法人・グローバルに特化したロジスティクスのプロとして差別化を図っています。
第4章:年収情報(平均・年代別・役職別)
日本通運の平均年収(正社員全体):
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約640万円(2024年度)
年代別モデル年収:
年代 | 推定年収 |
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20代前半 | 370万円前後 |
30代前半 | 500〜550万円 |
40代前半 | 650〜700万円 |
50代以上 | 750万円〜850万円 |
役職別モデル年収:
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一般社員:400~600万円
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係長・主任:600〜700万円
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課長:800〜900万円
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部長クラス:1000万円〜
第5章:賞与・昇給・インセンティブ制度
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ボーナス支給:年2回(6月・12月)
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平均支給額:年間で約130〜150万円
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昇給:年1回(4月)/等級制評価制度あり
近年は個人目標評価とチーム成果の両方が評価対象。中途でも昇進は可能。
第6章:福利厚生と制度(一覧)
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各種社会保険完備
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退職金制度(勤続年数連動)
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社宅・寮(独身・単身赴任向け)
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年間休日120日以上(完全週休2日)
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時短勤務・育休制度あり
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持株会・財形貯蓄制度
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通信教育補助・外部研修制度
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資格取得奨励金制度(通関士など)
第7章:職場環境・働き方改革の進捗
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定時退社奨励日あり
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月平均残業:15〜25時間程度(部署差あり)
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リモートワーク導入は部署による(管理職・事務系)
改善された点:
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配送拠点の効率化
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デジタル化による業務削減
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女性社員比率増加(育休復職率90%以上)
第8章:社員・元社員の口コミ・評判
ポジティブな声:
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「安定して長く働ける」
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「国際物流や特殊輸送に強みがあり誇りを持てる」
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「教育研修が手厚い」
ネガティブな声:
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「部署間の連携に課題あり」
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「古い体質や年功序列が残っている場所もある」
第9章:採用難易度と選考フロー
新卒採用:
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選考:書類 → 適性検査 → 面接複数回
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学歴:国公立・有名私立が多数
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内定倍率:約30〜50倍
中途採用:
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募集職種:営業、物流企画、通関士、倉庫管理
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難易度:ポジションによるが、業界経験者が有利
第10章:離職率・定着率・働きやすさ
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正社員の離職率は約7%前後(物流業界としては低水準)
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定着率も高く、管理職クラスの平均勤続年数は20年以上
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若手の離職理由:キャリア停滞感、転勤の多さなど
第11章:日通で働くメリット・デメリット
メリット:
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安定性と社会的信頼が極めて高い
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国際物流のプロフェッショナルに成長可能
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福利厚生と教育制度が充実
デメリット:
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配属ガチャ(異動の希望通らないケースも)
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業務効率やDXは一部で遅れ気味
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新しい提案が通りにくい文化が残る部署も
第12章:よくある質問Q&A
Q1:海外勤務のチャンスはある?
→ あります。海外事業所勤務や国際プロジェクト配属など、多くの機会があります。
Q2:通関士資格は必要?
→ 必須ではないが、持っていると国際部門や倉庫部門で優遇される可能性大。
Q3:将来性は?
→ BtoB特化・グローバル展開・特殊輸送などの強みがあるため、EC宅配に依存しない強固な事業基盤を持っています。
総まとめ
日本通運(NXグループ)は、宅配ではなくBtoB・国際物流・特殊分野の物流の王者です。
「安定企業で国際的に活躍したい」「物流業界で専門性を高めたい」という志向を持つ方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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