🏗️ 第2本:【実務編】砂防指定地での土地開発・建築の手続きと注意点
🟩 第1章:砂防指定地での開発行為の種類と許可基準
| 行為 | 必要な手続き | 
|---|---|
| 宅地造成 | 計画図+設計図面+擁壁設計で県知事の許可を得る | 
| 建築物の新築 | 敷地の安定性確認+盛土工事の審査 | 
| 地盤改良・井戸掘削 | 土質・傾斜変化への影響審査が必要 | 
🟨 第2章:許可申請フローの実務
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📄 申請書提出(砂防指定地内建築・工作物設置届出書) 
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🏗 設計図・造成図・排水計画書の添付 
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📩 審査期間:約1ヶ月〜3ヶ月(地質調査が必要な場合あり) 
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✅ 許可後、着工開始+中間・完了検査 
📌 申請は都道府県の「砂防課」「治山課」「防災担当課」などが窓口
🟥 第3章:違反行為のリスクとトラブル事例
| 違反 | 結果 | 
|---|---|
| 無許可で盛土造成 | 是正命令+原状回復+罰金 | 
| 設計変更を無断で施工 | 完了検査不合格・建築確認取り消しリスク | 
| 擁壁なしでの開発 | 地滑り・陥没による損害賠償請求(近隣住民からの訴訟例あり) | 
🟦 第4章:建築実務への影響と追加コスト
| 工事項目 | 追加コスト目安 | 
|---|---|
| 擁壁設置 | 約3〜8万円/m²(鉄筋コンクリート製) | 
| 盛土安定工法 | セメント固化処理:5,000〜10,000円/m² | 
| 排水設備設置 | 地下浸透桝・側溝:50万〜100万円(規模により異なる) | 
✅ 第2本まとめ:
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「建てられる土地か」ではなく「建てるには何を整備すればいいか」が焦点 
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許可取得・擁壁設計・施工管理の精度が、安全性と不動産価値を左右する 
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無許可開発はトラブル必至。事前協議こそ最大のリスク回避策 
 
  
  
  
  
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