✅ はじめに|「点呼って大事だけど、具体的にどうやるの?」というあなたへ
点呼は、運行管理者の最も重要な業務のひとつ。
✅ ドライバーの体調・健康状態
✅ 車両の異常
✅ 運行前後の安全確認
これをチェックしないと、重大事故や法令違反につながります。
✅ でも実際は「なんとなく」やってしまっていませんか?
この記事では、
✅ 法令を遵守した正しい点呼方法
✅ 実務でのポイント
✅ IT点呼や遠隔点呼の最新事情
をわかりやすく解説!
「ミスゼロ」「監査OK」の点呼業務を一緒にマスターしよう!
✅ 目次
- 点呼業務とは?運行管理者の最重要ミッション
- 法律で定められた点呼の基本【貨物編】
- 出庫点呼と帰庫点呼の具体的な手順
- 点呼記録簿の記載内容と保存方法
- アルコールチェックの実施方法と注意点
- 健康状態の確認は「聞き方」がカギ!
- IT点呼・遠隔点呼の仕組みと導入メリット
- 点呼業務でやりがちなミスと監査指摘例
- 現場で役立つ!点呼業務のチェックリスト
- まとめ|点呼は「会社とドライバーを守る第一歩」
✅ 1. 点呼業務とは?運行管理者の最重要ミッション
運行管理者が行う「点呼」は、
✅ ドライバーの安全運行を守るための最初と最後のチェック。
法令により、
- 出庫点呼
- 帰庫点呼
を実施し、記録・保存することが義務づけられています。
✅ 2. 法律で定められた点呼の基本【貨物編】
【根拠法令】
✅ 貨物自動車運送事業法
✅ 道路運送車両法
✅ 運輸規則
により、
「運行前後に運行管理者または補助者が点呼を行う」
ことが義務。
▶ 点呼が必要なタイミング
- 出庫時(運行前点呼)
- 帰庫時(運行後点呼)
✅ 3. 出庫点呼と帰庫点呼の具体的な手順
▶ 出庫点呼の流れ
- アルコール検査の実施
→ 測定結果を記録 - 健康状態の確認
→ 体調・睡眠・服薬有無の確認 - 免許証の確認
→ 所持確認と有効期限チェック - 車両の日常点検報告
→ 異常がないかドライバーに確認 - 運行指示事項の伝達
→ 天候・道路情報・注意事項の共有 - 点呼記録簿への記録
→ 記録を残し、押印 or 電子記録
▶ 帰庫点呼の流れ
- アルコール検査の実施
- 健康状態の確認
→ 疲労・異常の有無 - 運行中の異常・事故・違反の有無
→ 事故報告は即時! - 車両状況の確認
→ 故障・異常の有無 - 点呼記録簿への記録
✅ 4. 点呼記録簿の記載内容と保存方法
▶ 必須記載項目
- 点呼日・時刻
- ドライバー氏名
- 車両番号
- 健康状態
- アルコール検査結果
- 車両点検結果
- 指示事項
- 点呼実施者氏名
▶ 保存期間
➡ 1年間の保管義務(紙でも電子でもOK)
✅ 5. アルコールチェックの実施方法と注意点
▶ アルコール測定器の条件
✅ 国土交通省認定品(型式指定品)
✅ 使用前後の定期メンテナンス必須
▶ 実施手順
- 測定機器を起動
- ドライバーに「深呼吸」をさせる
- 吹き込みテスト→数値確認
- 結果を点呼記録簿に記載(0.00mg/l以外は運行NG)
➡ 測定結果を写真で記録する会社も増加中!
✅ 6. 健康状態の確認は「聞き方」がカギ!
▶ よくある質問
- 昨晩はよく眠れましたか?
- 体調に変化はありませんか?
- 服薬・飲酒はありませんでしたか?
➡ 「はい・いいえ」で終わらせず、
「疲れはないですか?」「気になることは?」と深掘りが大事!
✅ 7. IT点呼・遠隔点呼の仕組みと導入メリット
▶ IT点呼
- 事業所内での電子点呼
- PC・タブレット+カメラで記録・保存
- アルコール検査機と連動
▶ 遠隔点呼(リモート点呼)
- 2022年から法改正で解禁
- サテライト事業所や自宅からでも可能に
➡ 遠方ドライバーにも対応!人手不足解消に有効!
✅ 8. 点呼業務でやりがちなミスと監査指摘例
▶ ミス① 記録漏れ
➡ 監査で「無点呼」と認定され、営業停止リスク!
➡ IT記録を導入し、自動で残すのがベター
▶ ミス② アルコール測定器の未整備
➡ 校正切れ・不具合は違反扱い
➡ 定期メンテナンススケジュールを徹底
✅ 9. 現場で役立つ!点呼業務のチェックリスト
✅ 点呼は対面・TV会議・ITで実施
✅ 健康確認は「聞き方」に工夫
✅ アルコール測定は認定機種+メンテナンス管理
✅ 点呼記録はリアルタイム記入
✅ 保存は1年、監査対応できる状態に!
✅ 10. まとめ|点呼は「会社とドライバーを守る第一歩」
✅ 点呼は安全運行と法令遵守の要
✅ 1回1回の点呼が、事故ゼロ・監査クリアに直結
✅ IT化をうまく取り入れて、ミスゼロ・手間ゼロを目指そう!
運行管理者は「命を守る仕事」。
今日から点呼業務をもっと大切に、もっと正確に取り組んでいこう💪
コメント