「新しい部屋に引っ越したい!」「初めての一人暮らし!」
賃貸物件を契約する前に、必ず受ける説明があります。それが…
**重要事項説明(じゅうようじこうせつめい)**です!
✅ 「何それ?」
✅ 「聞いてもよくわからなかった…」
✅ 「結局サインすればOKでしょ?」
と思っているあなた!
重要事項説明書をちゃんと理解していないと、契約後に後悔する可能性があります。
この記事では、
▶ 重要事項説明書って何?
▶ どこをチェックすればいいの?
▶ よくあるトラブルと防止策
を初心者にもわかりやすく解説します!
目次
- 重要事項説明書ってなに?
- 重要事項説明の流れとタイミング
- 重要事項説明書で説明される内容とは?
- 特にチェックすべき5つのポイント
- よくあるトラブル事例と回避方法
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
1. 重要事項説明書ってなに?
【カンタンに言うと…】
「この物件、こんな条件だけど大丈夫?」という内容を、宅地建物取引士(宅建士)が書類をもとに説明してくれる場、それが重要事項説明です。
👉 そして、その説明の内容をまとめた書類が
**重要事項説明書(重説・じゅうせつ)**と呼ばれています!
2. 重要事項説明の流れとタイミング
【いつ説明を受けるの?】
✔ 物件を内見して
✔ 「この部屋に決めた!」となり
✔ 賃貸借契約書にサインする前
に、重要事項説明を受けるのがルールです。
📌 宅建士が対面、またはIT重説(オンライン)で説明します。
📌 内容をきちんと理解してからサインすることが大切!
3. 重要事項説明書で説明される内容とは?
主な内容はこの7つ!
【何が書いてあるかをザックリ把握するだけでもOK】
【1】建物・部屋に関する基本情報
- 所在地、間取り、面積、構造
- 専有部分と共有部分の範囲
【2】契約条件
- 賃料・共益費・敷金・礼金・更新料
- 契約期間(普通借家契約か定期借家契約か)
【3】設備・インフラ状況
- ガス・水道・電気の種類や負担
- エアコン・給湯器・インターネットなどの設備
【4】禁止事項
- ペットの飼育禁止
- 楽器演奏不可
- 民泊利用不可など
【5】退去時の条件
- 原状回復の範囲
- 退去時クリーニング費用
- 敷金の返還条件
【6】ハザードマップ情報
- 浸水・土砂災害のリスク(2020年から説明が義務化)
【7】その他
- 借主が負担すべき費用(鍵交換費・消火器代など)
- 近隣の騒音、悪臭など問題がある場合は説明が必要
4. 特にチェックすべき5つのポイント
ここが「後悔しやすい」「トラブルになりやすい」ポイント!
✅ 1. 敷金・礼金の金額と返金条件
- 敷金は「預け金」だけど、退去時にいくら戻るのか明記されているか?
- 礼金は戻らない費用なので、納得した上で払うこと。
✅ 2. 原状回復とクリーニング費用
- 「どこまで直す?どこまで自分の負担?」が大切!
- クロス(壁紙)の全面張替えを借主負担にされることもあるので要確認。
✅ 3. 更新料・解約予告期間
- 更新料は「家賃の1ヶ月分」が多いが、物件による。
- 解約通知は「1ヶ月前」または「2ヶ月前」が多いが、忘れると次の家賃が発生する場合も!
✅ 4. ペット・楽器・DIYなどの可否
- ペット不可を破ると即契約解除になるケースもある。
- 楽器OKでも「時間制限」があることが多い。
✅ 5. ハザードマップ情報
- 浸水エリアだった場合、保険料が高くなることも。
- 災害時の避難場所や経路も確認しておくと安心。
5. よくあるトラブル事例と回避方法
ケース1:退去時に高額な修繕費を請求された!
✅【対策】
- 契約前に「原状回復のルール」を確認する
- 入居時に部屋の状態を写真で記録(特にキズ・汚れ)
ケース2:ペット飼育を理由に契約解除された!
✅【対策】
- ペット可・不可を明確に!
- 許可されていても「種類・大きさ」に制限がある場合もあるので確認
ケース3:契約更新時に「知らなかった費用」が発生!
✅【対策】
- 更新料・更新手数料の有無を事前に確認
- 契約書と重要事項説明書に書かれていない費用はNG!
6. まとめ
重要事項説明書は、契約前に物件の条件をきちんと理解するための「最後の砦」です。
✅ 説明を流さず、気になることは宅建士に質問
✅ 曖昧なことは「後で聞こう」ではなく、その場で解決
✅ 無理にサインを迫られる場合は、その業者は要注意!
7. よくある質問(FAQ)
Q. 重要事項説明書はどこで受け取るの?
A. 契約する不動産会社のオフィス、またはオンライン(IT重説)で説明を受けたときにもらいます。
Q. 質問してもいいの?
A. もちろんOK!むしろ、しっかり質問しないと損することも。説明する側もプロなので、何でも聞いてOK!
Q. サインしないとどうなる?
A. 納得してからサインするのが基本。疑問や不安があれば、その場でサインを拒否してもOKです。
最後に
賃貸契約は「月々の家賃」だけを見て決めてしまいがち。
でも、契約条件やトラブル防止策をしっかり理解しておけば、安心して新生活をスタートできます!
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