「宅地建物取引士(宅建士)試験を受けたけど、合格発表はいつ?」「合格後はどんな手続きをすればいいの?」
そんな疑問を持っている人も多いはずです。
この記事では、宅建士試験の合否確認方法から、合格後の流れ、宅建士証取得までの手続きをわかりやすく解説します。
宅建士試験に合格した後は、いよいよ「宅建士」としてデビューするための大切なステップが待っています。
スムーズに手続きを進めるために、ぜひこの記事を最後までチェックしてください!
宅建士試験の合格発表はいつ?【2025年版】
合格発表日
例年、宅建士試験の合格発表は12月上旬に行われます。
年度 | 合格発表日 |
---|---|
2022年 | 12月5日(月) |
2023年 | 12月4日(月) |
2024年 | 12月3日(火) |
2025年(予想) | **12月2日(火)〜12月4日(木)**のいずれか |
👉 具体的な日程は、試験実施団体「不動産適正取引推進機構」の公式サイトで正式に発表されます。
宅建士試験の合否確認方法
合否の確認方法は3つあります。
① インターネット合格発表(最も早い方法)
- 不動産適正取引推進機構の公式サイトで確認
👉 https://www.retio.or.jp - 合格発表日の午前9時30分からアクセス可能
- 「合格者受験番号一覧」と「合格基準点」が公表される
- 自分の受験番号があれば「合格」!
注意
- サイトが混雑するので、時間をずらしてアクセスするのがおすすめ
- 受験票はすぐに取り出せるようにしておこう!
② 合格通知書(郵送による通知)
注意
不合格者には通知書は届きません。
③ 官報による公告(あまり一般的ではない)
- 合格者は官報にも公告されます
- ただし、「受験番号」や「合格者一覧」は記載されません
- 主に正式な合格者発表手段として行われます
宅建士試験の合格基準点と合格率について
合格基準点
宅建士試験は相対評価で合否が決まるため、合格基準点は毎年変動します。
年度 | 合格基準点(50点満点) |
---|---|
2020年 | 38点 |
2021年 | 34点 |
2022年 | 36点 |
2023年 | 35点 |
2024年(予想) | 35〜37点前後 |
合格率
合格率は毎年約15〜17%前後。
✅ 10人に1〜2人しか合格できない、狭き門となっています。
宅建士試験に合格したらやるべきこと【合格後の流れ】
合格した後、宅建士として業務を行うためには、さらにいくつかの手続きが必要です。
① 登録実務講習を受講する(実務経験がない人)
宅建士試験に合格しただけでは、「宅建士」として働くことはできません。
「宅地建物取引士証」を取得するためには、「実務経験2年以上」または「登録実務講習の修了」が必要です。
登録実務講習とは?
- 宅建業務に従事したことがない人が対象
- 2日間の講習と終了試験(試験はほぼ全員合格)
- 価格は約20,000〜30,000円
- 受講後、修了証明書が交付される
講習の内容
- 宅建業法・重要事項説明・契約書類作成の実務
- 実践的な演習形式で行われる
おすすめの登録実務講習機関
② 宅建士登録申請をする
次に、「宅建士」として正式に登録されるための手続きです。
登録の流れ
- 登録実務講習の修了証明書(もしくは実務経験証明)を用意
- 必要書類をそろえて、受験地の都道府県庁に申請
- 登録免許税として「37,000円」を納付
- 登録完了までに2〜3週間ほどかかる
必要書類
③ 宅建士証の交付申請をする
登録が完了したら、いよいよ「宅地建物取引士証」の交付申請を行います。
宅建士証とは?
不動産取引において、
✅ 重要事項説明を行う
✅ 契約書類への記名・押印
ができるようになる「資格証」です。
宅建士証交付の流れ
交付までの期間
申請から約2〜4週間で交付
👉 交付後、宅建士証は5年間有効(5年ごとに更新講習が必要)
宅建士証の更新について
5年ごとに「法定講習」を受講し、宅建士証を更新します。
更新講習の概要
- 1日(6時間程度)の講義
- 講習費用は12,000〜15,000円程度
- 宅建業法改正や最新実務を学ぶ内容
宅建士登録・宅建士証取得のよくある質問(FAQ)
Q1. 実務経験がある場合、登録実務講習は免除される?
👉 はい、2年以上の実務経験が証明できれば講習は不要です。
Q2. 宅建士登録はいつでもできる?
👉 登録申請は通年で受付。ただし、都道府県によって受付日時が異なるので要確認。
Q3. 登録費用はどのくらいかかる?
👉 登録免許税37,000円+宅建士証交付手数料4,500円=合計約41,500円
※講習費用を含めるとさらに増えます。
宅建士資格を取得した後の活躍の場
宅建士証を取得すれば、以下のような職場・業務で活躍できます。
業界 | 業務内容 |
---|---|
不動産売買仲介 | 物件紹介・重要事項説明・契約手続き |
賃貸仲介 | 賃貸物件の紹介・入居者対応 |
不動産管理会社 | 賃貸物件の管理・修繕対応・契約管理 |
デベロッパー | 土地開発・新築マンション開発 |
金融機関 | 不動産担保評価・住宅ローン審査 |
建設業界 | 宅建士資格があることで優遇されるケースあり |
独立開業 | 宅建業免許を取得して、自ら不動産会社を設立 |
宅建士資格を取った後の収入アップ・キャリアアップ
✅ 資格手当が支給される
- 資格手当:月2〜5万円程度
- 年間24万円〜60万円の収入アップも可能!
✅ 転職・昇進に有利
- 宅建士がいることで事務所の営業条件を満たすため、重宝される
- 管理職・役職付きへの登用も期待できる
まとめ|宅建士試験合格後はスムーズに手続きを進めよう!
✔ 宅建士試験に合格したら、早めに登録実務講習を受講(実務経験なしの場合)
✔ 都道府県庁で登録申請を行い、宅建士証を取得しよう
✔ 登録・交付にかかる費用やスケジュールを把握しておくとスムーズ
✔ 宅建士証があれば、不動産業界での活躍・収入アップが期待できる!
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